「第七夜」


よっちゃんの家でみんなでかくれんぼをした。
私は、和室の押入れに隠れた。
座布団の詰まった押入れの中からふすまを少しだけ開け様子をうかがった。
よっちゃんが入ってきた。
部屋の隅にあった段ボールを開くと寂しそうにそこに入った。
あんなに小さな段ボールにどうして入れるのかな?
私は隠れていることも忘れ押し入れから出た。
段ボールのふたを恐る恐る開けた。
中には、よっちゃんのいつも遊んでいるオモチャが無造作に詰められていた。
さっきママごとで使っていたお茶碗も。
私は恐くなって一目散に家に帰った。
その翌日、よっちゃんの両親が離婚して、よっちゃんはお母さんに連れられて遠くに引っ越した事を母から聞いた。

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